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ギリギリで生きてもええじゃないか

ポリティカル・マザー ザ・コレオグラファーズ・カットを見て考えたこと

 

※至って個人的な備忘録
※正しい解釈を求めている方はブラウザバックお願いします…


なんだか凄いものを見てしまった…

6公演中最後から2つめの4月10日(水)の回のポリティカル・マザー   ザ・コレオグラファーズ・カットを見に行きました!Bunkamuraオーチャードホールまで。

1公演だけの観劇、しかも席も1階の1番奥であまり詳しくは見れなかったのと、そもそも私の記憶力がポンコツなので間違ってるところがたくさん。そんな乱文です。

 

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「POLITICAL MOTHER THE CHOREOGRAPHER'S CUT」
政治的な教化(悪くいえば洗脳?)を、振付師の立場からホフェッシュ・シェクターさんが切り取って見せますよ〜的な意味なんでしょうか。


音楽の人達とダンサーさん達の熱量が凄まじかった!!
私はその方面の知識はさっぱりなので*1、メロディや振り付けの意味は〜とか難易度は〜とか全然分からないのですが圧倒されました。揃えるところと揃えないところの使い分けも凄くて、暗いところから急に明かりがついたと思ったら全員が同じポーズをしていたところは気味が悪かったです。ノミの心臓の私は、ダンスにも音にも何度かヽ(; ゚д゚)ノ ビクッ!!と反応してしまった…。


この舞台の上田くんは支配者的な存在で、何度か大事な局面に出てきて、ダンサーさん達の流れを変える役といったところでしょうか。
ポリティカル語という日本語でも英語でもない謎のこの世界の言語を操り、演説や歌で民衆を動かします。
…いや、動かせない場面もあったけれど、最終的には再び君臨していた。


何度も衣装をお着替えして、色んな順に繰り返したり混ぜたりしてました。

まずはスーツを着た政治家役の上田くん。ボイスチェンジャーを用いて低い声で演説。
次に普段着ピンクのチェックシャツを羽織った若者スタイル。新世界ロマンスオーケストラの拓翔っぽいとか。
あとなんかゴリラの被り物とかもしてた。何故ゴリラ。野生ゆえってか。人としての理性や協調性を失った獰猛な存在…?なの…?
軍服の上田くんはヘタクラ的に大変ご褒美でした。なんか良い感じに上半身に紐みたいな装飾がついててオシャレさんだったんですがどの国イメージかな〜イタちゃんあたりかな〜(雑)

スーツの上田くんの時でしたっけ。
ちょっと音楽に合わせて体揺らしてるのが性的でした。遠くから双眼鏡で覗いてただけですがバグみたいに足長いなこの人。

あとやっぱり煩悩にまみれたファンとして印象的だったのは白シャツの上田くん!!見せつけるように肌蹴ていく!ってかほんと筋肉えぐい。最早芸術品。美しい。ラテン系な感じで腰を打ち付けつつ仰け反る上田くんえっちだな!首のラインめっちゃ綺麗でした。目配せも素敵だったけど何処を見ていたんだろうあの時。


白シャツで登場した2回目かな?イヤモニを取って地声でシャウトするシーンがあり、1階の奥にもちゃんと響いてきて凄かった!(勿論2階席3階席でも聞こえたそう)

上田くんって声量がそれほど多くないイメージがあったので、こんな大きい声出るのかとびっくりしました。恐らくよく通る声ではないのかもしれないけど、だからこそ、魂の叫びでした。
その後はマイクスタンドをぶん回してがつがつ床とか壁とかに叩きつける。怖い怖い。映像の中ではよく見ている人のはずなのに、全然知らない人みたいでした。表情もやばい。目が狂気。暴れまくってました。手負いの獣のような美しさ…


その後くらいからダンサーさん達は上田くんの言うことを聞かなくなりました(それまでは彼の演説?歌?で民衆も踊りが激しくなるみたいな様子だったのに)。独裁者的な存在の彼は、いつかは皆に見放されて民主政治が始まるということでしょうか。
歴史は繰り返すって言いますけどね。共和制ローマ時代、ポリビオスが政体循環論で説いているように*2

 


公演が終わってから、マイクスタンドで壁を壊すのも、マイクスタンドそのものを壊すのも、マイクトラブルによる上田くんの咄嗟のアドリブだと私はTwitterのレポで知りました。


本当に!?あれ演出じゃなかったの!?

地声で叫ぶのもよくある手法なので、そういうものだと思って受け流してしまった…もっと噛み締めれば良かった…と後悔しました笑
でもトラブルをトラブルだと、少なくとも初見の人には察せさせないという上田くんのプロ根性が光っていたシーンでした。
…やっぱりもう1回見たい。時間巻き戻そ??


公演中はファンでもビビるくらいの狂気を感じさせる存在でしたが、カーテンコールでは至っていつもの上田くんでした。手でバツマークを作って

(´・ω・`)(喉が)

(´xωx`)(もうダメ)

というジェスチャーをしていて可愛かったです!愛されキャラめ!全6公演ともカーテンコールがそれぞれ違う内容で、可愛い顔文字のたちゃん(上田くん)情報がTwitterで拝見できるのありがたかった…

 

上田くんの役柄って、本人曰く「先駆者役」で「分かりやすくいったらナポレオン」、「もしくは大軍を率いた武将といったところ」なんですよね。

でもポリティカルマザー(ryを全体主義の寓話だと考えると、やっぱり私はアドルフ・ヒトラーみたいに感じてしまいました…。でも「どこかの国の軍事国家に紛れ込んだと思って見に来いや!」とも仰っていて。

軍事国家って軍部が政権を握ってるところじゃないですか。太平洋戦争時の日本のような、憲政の常道と呼ばれた政党政治が敗北し、軍部から総理大臣を出していた国家。
ナチスは一応正当な民主政治で政権を掌握し、その後独裁化していったので違うのかな…どうなんだろう…

まぁ政治的なことはよく分かりません!←タイトルに匙を投げていくスタイル


ヘタリアクラスタ的には、うーちゃんがプーちゃん(※プロイセンの擬人化)ぽかった!!という感想で。どこの国か分からないけど軍服がよく似合ってたし、シャウトの時の存在感が圧倒的でした!

あれって日本語でも英語でもない分ちゃんとした台詞がある訳でもないし、でも楽器隊の方々の音楽には合わせないといけないしで…歌詞のない歌のような?巧く合わせるのが難しそうな表現でした。振り付けという振り付けもないし。それを本格的なカンパニーさんを従えて、大勢の前で正々堂々とやってのける度胸はやっぱり凄いなぁ…。ヘドバンもめっちゃかっこよかったですー!真似は出来ないけど笑

あと、上田くんの肉体美って、本人のストイックさの顕れじゃないですか。一朝一夕で出来るものじゃない。努力を何年も積み重ねてきた上田くんだから魅せられるパフォーマンスだなって白シャツ姿を見てて思いました。KAT-TUNのライブ「CAST」の円盤にもそういう衣装の曲があるんでしたっけ??私はもう予約したので受け取り日が楽しみです〜〜

 

 

 

 

 

 

 


これから先はもっと個人的でまとまってない( ´▽`)
他の方々の解釈を探して拝読してみて、納得出来たらいいな…


分からなかったところ(順番ごっちゃ)
・最初の武士の切腹…忠誠心の表明?武士が死ぬことで封建社会の消滅を暗示?
・何か女性一人目立つ赤いドレス?あと気付いたら衣装が変わってる時が多々あった…急にボロくなったり…甲冑を着て踊る人は何の隠喩
・鉄砲で脅されるも結局撃たれずに(どこ撃ったのか見逃した。あの看守みたいな人は…自殺?んな馬鹿な)緊張からの緩和で抱きつく男女
・何か後ろ手に縛られて捕まったような人達のところあったよ!刑務所なのか収容所なのか戦争捕虜なのか
・あとゴリラ被った軍服の人が1人ずつ高圧的にチェックするやつ。刑務所や収容所でよく見る光景ですね知らんけど。関係ないけど収容所の看守の人って至って普通の真面目な人なのに、何故非人道的行為が行えたってよく話題になりますよね。その人にとっては正義だから、上から命令されたから、周りの人がそれを支持したから…云々
・独房?収容所?の中で踊る人達とそれを見る人達。光の当たり方が不気味
・洗脳されたように1人ずつ仲間を増やしていくのに最後に何人かは残る(?)綺麗に終わらない
・愛のペアダンの前かな?穏やかな弦楽器の演奏が聞こえてきて、急に青春の晴れやかさ
・男女の睦みあい、最期に1人だけ叫んでいた男は?あぶれた…訳では無い?それまでペアダンしてた人なの?愛では満たされずに冷めてしまった?馬鹿にならないと恋愛はできないですからね(偏見)
・常に上部に掲げた手の動き。阿波踊り風のあれ。神的なものを崇めているのか、英雄的存在を渇望しているのか…よく分からんけどみんなが一斉に上向くので怖いっす。
・どこか忘れたんだけど民が天を仰いで両手を掲げてるのに、肝心の上らへんはスモークが焚かれていてよく見えなかったのが意味ありげ。理解してないのに扇動者の言うことを聞いてしまう感じ…?
神みたいな超次元的存在は未知だからこそ信仰の対象になり得るのだと思うけど。今回は別にそれではなさそう
・どこかで座禅組んでた…意味は…ないか…
マイク振り回すうーは何。破壊神?反抗するもの?シャウト(歌)では民衆の気を引けなくなった?
・1回男の人の服もカラフルになって自由だ〜いぇーい!な感じーー民主主義アメリカのようなーーだったのに全然盛り上がらず。1人が違う動きをすると嫌な感じのかごめかごめで取り囲む。生贄作ってハブるみたいで感じ悪い。同調圧力
・どこか忘れたんだけど最後の方でまたみんな同じ動きをするようになったのに1人上手く輪に入れない男の人いなかったっけ。私かよ

 


壁に映し出された「WHERE THERE IS PRESSURE THERE IS FOLKDANCE」の意味…
圧力あるところにフォークダンスありでいいのかな。政治的圧力がなければそれに抗う勢力も、従う勢力も生まれない。民衆がまとまって同じ方向に足を進めることも無い。
自由ほど不自由なものはなく、平等ほど無秩序なものはない的な捉え方なんでしょうか。(×対句)
わかったような…わからないような…


観劇すぐ後に色々考えたけど、他の人の解釈を見ていて違うなって思った文たち↓

pressureは抑圧、強制、苦難、窮迫…
①「トップの人に支配される」(共同体内の圧力)
②「外部敵に攻撃される」(共同体外からの圧力)
③「生死の自由がなく、行動も制限される」のどれ?
1番上が今回の解釈かな?
folkdanceは土着の民族舞踊…。踊りは求愛・呪術・宗教・健康・本能…色々な目的から生じるというけれど、民族の共同体的行為としての踊りで解釈してみる。


①支配者の存在→身分差ないとまとまらない
祭祀行事にせよ灌漑工事にせよ、トップは必要
神様のもとではみんな平等なんてまやかし。神に近いもの…教皇大司教、カリフ、バラモン神祇官あたりが権力握ってた。神権政治の国ばかりではないが、皇帝が神という超次元的存在の権威を借りることも多かった。
直接宗教じゃなくても全体主義軍国主義などにおけるカリスマ的存在(独裁者?指導者?扇動者?)もそう。

皆横一列、平等で上手く行く文明社会などない。結局支配されることで世の中は上手く回る(だから支配者は公明正大で民意を反映した人達である必要があるのだけど)。支配の下にあるから民衆は自由に踊れる。


②外部敵→団結

外部に敵がいると国内は団結するし、民衆の政府に対する日頃の不満を逸らせる。
ナショナリズムの高揚≒排他主義…的な
明治日本の征韓論(初期議会における日清戦争)もナチスの優生思想も今のお隣さんが国民に教える日本像も?
ユダヤ教選民思想や、古くはアテネ市民意識(自分たちをヘレネスと呼び、周辺民を野蛮人、バルバロイと見下す)もある意味近いのかな…。でもこれ今回の解釈だと違うわ。


③精神的かつ肉体的な抑圧→なくなっても不自由
飛躍し過ぎか…
収容所から解放されてもわー自由だー!幸せー!なんて精神状態にはならないってフランクルさんが言ってた。人によっては権力や暴力の被害者から加害者に転じてしまう。
収容所のみならず戦争のような、いつ生きるか死ぬかも分からない緊張の中で、自由を極端に制限される生活に置かれた人たちは、例え体の傷は癒えても心は癒せない。極限状態では心を守るために生死やモラルの感覚が麻痺してなかなか元には戻れない。収容所や戦場で踊りが生まれたのか?ってなると違うので関係ないけど。

 


あんなに短い英語の文でも変な解釈の道に迷い込んだり、答えが分からなくなったりするのでやっぱり言語って難しい。いや、音楽に舞踊にポリティカル語に舞台演出諸々の解釈も私にはさっぱりだった訳なんですが。
全然分からなかったけど、何とか理解しようと無い頭を捻ったのは楽しかったです!!倫政のお勉強もしなきゃでした(´・_・`)

でも仮説を立てる前に舞台そのものをもっとじっくり見れば良かったな〜1回じゃ足りない!私は記憶力も洞察力もゴミなので、解釈以前に問題そのものを読み違えているパターンもありますからね。


こういった舞台を理解出来て、上手く説明できるような大人になりたいです。大学受験もそうですがその先の目標が増えました!
以上たちうみでした( ´▽`)<でっでん

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

2009/10/25発行の『KAT-TUN決定版オールQ&Aブック』より(インタビュー自体はもっと昔?)

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あこがれの人物といえば?という問いに、「独裁的になれる人物」と答えていた上田くん。

ド新規には見れないんですけど、2008年のソロコンサートでは『Dictator』という曲を披露したこともあったとか。幻の曲…。

世界的な振り付け師さんの演出した舞台で実現するとは…という謎の感動でした。独裁者・上田竜也、最高に美しかったです!!!

 

*1:じゃあどこの知識は強いのかとなると…アニメとかかな…使えない奴

*2:ギリシア・ローマの政治形態は、君主政→暴君政→貴族政→寡頭政→民主政→衆愚政→君主政、という循環がみられたとか何とか